暖めれば全ての病は治る

これは、以前私が新聞の広告で見た書籍の名前です。うつで私が感じた最高の療法が温浴療法でした。うつの本を読んでいても温浴療法が書かれている本はありませんでした。うつ他に皮膚病とか神経痛とか慢性の病気が沢山あります。

私は医者ではありませんが、うつも脳に必要な神経物質の供給が衰える時に起こります。これは誰でもが知っている事実です。薬を飲むのも神経物質を補うために飲みます。しかし、余りひどい落ち込みや身体の苦痛をもたらすうつは、薬を飲んでも聞かない方が多いです。薬を飲んだらすぐ楽になればうつは病気としては解決されたのと同様になります。昔の伝染病と同じです。

薬だけではうつの苦しみは解決出来ないので、社会問題化されています。長期の休業を余儀なくされるのも薬を飲んだだけではうつは解決出来ないからです。そこで、私は長いうつの体験から、温浴療法という方法を見つけました。そのヒントは、テレビでひどい皮膚病で苦悩している人が、ある温泉でかなり熱い温浴に入り何ヶ月か滞在して見事に病気を治している番組を見たからです。

熱い温泉にはいれば血行がよくなり症状が改善されていきます。それを繰り返せば薬では直らなかった皮膚病も回復していく。それなら、うつでも比較的熱い(42度前後)温浴に入れば、血流が良くなり、脳にどんどん血液が送られて、神経伝達物質が脳に沢山送られてひどいうつの状態が改善されるかと思いました。さっそく温浴にはいると、うつの苦しさがほとんどなくなりました。ひどいうつ状態の時はそれを繰り返す事で楽になる事に気づきました。最後の手段を見つける事ができました。

確かに今は昔のような長期間的なうつはなくなり、人並みの生活が出来るようになりましたが、何か大きなショックがあると短期的なうつ状態になることが今でもあります。しかし、薬を飲むだけでは余り効果がなければ、温浴に入ります。一回か二回で相当に楽になり、うつの回復が楽になります。

高血圧の人はうつになりにくいということを何処かで聞いた事があります。血圧の高い人は仕事もてきぱきとこなし、結果的に出世している人が多いということは、教員時代に感じた事がありました。ただし、高血圧の人は心不全や脳溢血になりやすいというリスクをはらんでいます。しかし、仕事が出来て人から尊敬されバッタリいっても殉職として讃えられ、殉職見舞金などで、退職金も倍以上にもらえます。死に方としては一番キレイな死に方ですね。地位の高い人なら新聞にも出ます。

血液の循環が良いというのはそれほど人を活動的にして頭の回転もよくなります。体育系の人が元気でストレスに強いのも、体育によって血液の循環のよい体質を形成しているからです。

うつの話からそれましたが、血液の循環をよくする一番優しい方法が温浴に入る事です。大した苦労もなく入浴できて、快適な体調にする事が出来ます。皮膚病などにも効くのでぜひ試みて下さい。ただし、風邪をひいているときに風呂に入るのは無謀なので止めて下さい。年が行くと肺炎で死んだりするので要注意です。
 




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