阿弥陀如来


                              阿弥陀如来

                            ある歌人(ウタビト)は 詠み給ふ
                            花の命は 短くて
                            苦しきことぞ 多かりき

                            花ある人も さもあれば
                            吾々凡夫 如何せん
                            苦労の絶えぬ 人生よ

                            古よりも 説かれたる
                            生老病死 変はらずや
                            生きる苦労も 変らずや

                            貴人であれば 戦(イクサ)あり
                            庶民であれば 飢饉あり
                            貧しき者は 哀れなり

                            苦しむ人の 多かりき
                            世の中みてぞ 人々を
                            救はんとする 人ありき

                            法蔵菩薩 祈願立て
                            凡ての人を 救はんと
                            神(仏)に凡てを 捧げたり

                            大神様と 一つなり
                            神通力を 身につけて
                            阿弥陀如来と 成り給ふ

                            奇跡を起こし 人救ひ
                            天に祈りて 雨降らし
                            救ひ説きたり 人々に

                            神我一体 人類の
                            業を背負ひて 救ふため
                            救世主とも 成り給ふ

                            如何なる(罪)業も 御仏の
                            慈悲の救ひを 妨げじ
                            こんな吾でも 救はれん

                            御仏の慈悲 限りなく
                            救はれぬ者 誰もなし
                            あゝあゝ吾も 救はれん

                            業深くとも 救はれん
                            非力なれども 救はれん
                            か弱はけれども 救はれん

                            慈悲の光の 永遠(トワ)にして
                            あらゆる業に 勝りたり
                            あらゆる業も 力なし

                            限りなき慈悲 信ず者
                            幸ひなりや 救はれん
                            天の御国(ミクニ)の 人なりき

                            感謝の想ひ 深まりて
                            泉の如く 湧き出(イ)でて
                            神(御仏)の御心 現れん

                            古き己は 隠れ去り
                            神の御心 ましまして
                            神我一体 一つなり

                            喜怒哀楽は ありえども
                            神の御心 鎮座して
                            穏やかにして 温和なり

                            神仏の慈悲 永遠(トワ)なりき
                            感謝の泉 湧けよかし
                            神の御心 賛美せよ




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