暗雲たれ込める神の子

本心と業想念

五井先生は、人間の魂を本心と業想念に分けておられます。本心は神から来た命であり神の子(分霊)です。業想念は、過去世からの消えてゆく姿です。人間は、あくまでも神の子であることは言うまでもありません。

人間の実態

確かに、人間は本来神の子ですが、現実的には、業想念の暗雲がたれこめており、神の子の姿はほんの一部しか現れていません。本来は神の子の姿は円満ですが、現実的には、暗雲がたれこめた月のように、ほんの一部しか見えていないのです。

平和の祈りを行じる人は神の子

業想念は、過去世の因縁の幻影であり、今現在の人間の本質ではありません。業想念を過去世の波の消えてゆく姿と断定しているのは、神の子人間です。そして、世界平和の祈りを称えているのも神の子人間です。いかなる業想念といえども、それは過去の幻影であり、今現在、
「消えてゆく姿で世界平和の祈り」を行じている人は、神の子であり菩薩です。現在進行形として、神の子であり菩薩です。

「今貧乏である、今病気である、今不幸である。そうすると、今の自分が間違って
今の自分が不幸なような気がするんです。そうじゃないんだ。今の自分とは違うんです。
過去世の波が本心の前を通り過ぎてゆくだけなんです。今の自分とは違う。世界平和の祈りを
聞いて、お祈りをしているあなた方は、神の子であり、菩薩であり、天使であり、救世主なんだ。
今不幸だ、今病気だ、今なんだかんだと言っているものは、消えてゆく姿なんですよ。

過去のもの、すんじゃったものが、現象に現れて消えてゆくんだから、掴みさえしなければ
そのまま消えていく。では自分は何を掴んでいればいいか。神様だけを掴んでいればいい。
「ああ自分は神の子なんだな、自分は天使なんだな、自分はこの世に世界平和の祈りのために
来ているんだな。」というように本当に思って平和の祈りの中へ入ってくれればいいんですよ。」

「人間というものは、あくまで神の子です。絶体絶命神の子です。神の子でなければ、この世は
滅びるんです。神の子だから神様とすがれるんですよ。」

「自分を罪深い者と思い、駄目な者と思ってはいけません。自分は神から来た者であることを、
一心をこめて知らなければいけません。駄目なのは、あなたが肉体だけを自分だと思っているからで
あなたの本体は神から来ているのですから、本体は神の子なのです。
駄目な自分はすべて消えてゆく
姿で、自分の本体ではありません。
その真理を信じて、自分を赦し人を赦し、守護の神霊への感謝を
つづけ、世界平和の祈りに明け暮れるようにしてごらんなさい。必ずあなたに夜明けが訪れます。」

守護の神霊

業想念は、守護の神霊に任せてしまいましょう。過去形の業想念に囚われるのは愚かです。消えてゆく姿と断じて、守護の神霊に任せてしまえば、いずれは消えてゆき、消えてゆくに従って、神の子の姿が大きく現れてきます。業想念は守護の神霊に任せて、すぐに世界平和の祈りを称え、あるいは念仏を称え、心の中を光明に転換してしまいましょう。世界平和の祈りを称え、念仏を称えている人は、神の子であり菩薩です。

魂の救済

「消えてゆく姿で世界平和の祈り」を行じている人は、どんな業想念の波をかぶっていても、現在進行形として神の子であり菩薩です。ですから、当然救われています。そして神の子であり菩薩であることに感謝致しましょう。どんな業で苦しんでいても、神の子であり菩薩であることを感謝している人は、天国の民です。こんな有難いことはありません。

誰も神の子を責めることはできない

どんなに醜い想いがわいてきても、どんなに苦悩していても、それはすべて消えてゆく姿であり、過去の幻影です。今、世界平和の祈りを行じている人は、神の子であり菩薩です。自分を責めることなど出来ません。例え、感情的になり、人に不快な態度を取ったとしても、それは、過去世からの宿縁が消えて行ったのです。今の自分が悪いのではありません。悪いことのすべてが、過去世からのものと分かっていれば、自分を一切責める必要はないはずです。すべては、過去世からの消えてゆく姿として、守護の神霊に委ねればいいのです。消えてゆく姿という乗り物に乗っていれば、自分も人をも責めることはありません。

「誰が神様の子である自分を責める権利があるか。神の子を責める権利はない。
いや業を責めているんだ、といったって、業は消えてゆく姿だから責めてもしようがないでしょう。」


お前の信仰が悪いから、とは絶対に言わないのです。「ああそれは仕方がないよ、
今のあなたが悪いのではないんですよ、あなたの過去世の因縁がそこで消えるために
出て来て、間違った行為になったりしたのだよ。それは消えてゆく姿で、今のあなたが悪い
のではない。自分を責めてはいけませんよ。

「だからどんな悪い心が起ころうと、どんな不幸が起ころうと、起こった時は、今のその人が
悪いわけではない。宿縁として出てくるんです。出てくるものは消えてゆく姿です。」


「神様が創った人間だから、全部神様に責任があるんですよ。神様の全責任だから、神様に全部任しちゃえばいい」

「自分の業想念を神様の責任にしてしまえばいい。いいことも悪いことも、みな神様に返してしまえばいい。
悪いことも何もかも神様に入れてしまえばいい。」

神の子である自信をもとう

神の子であり菩薩であることに自信をもって生きてゆきましょう。神の子人間だからといって責められることはありません、安心して下さい。今は、
「消えてゆく姿で世界平和の祈り」を行じる神の子です。五井先生を信じている限り神の子です。神の子ですから、必ず幸せになります。信仰、希望、愛をもって生きましょう。どんな業の波がかかってきても、神の子であることに、感謝してましょう。すでに救われているからです。

「やがて本当のことが分かってくると、「ああ自分はこの世にとって大事なものなんだな。自分はつまらなそうな人間に見えるけど、実はつまらない人間ではなくて、世界を本当に平和にするための天使の一人なんだ、菩薩の一人だったんだ」ということが自覚させてくるわけなのです。」

煩悩の 雲厚くとも こうこうと 真如の月は 永遠に照りつつ

救世主 五井先生の み言葉を ただ頂きて 誉め頌へんや

身はたとへ 苦難にあへど 感謝せん 平和の祈り 神の愛し子

崇高な 平和の福音 奉り 地の果てまでも 述べ伝へんや



B.G.M.

枯葉  SARAH  VAUGHAN

  




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