消えてゆく姿

お盆の季節になり、お寺さんが来る日程が分かりました。妹にも知らせました。私たちの両親を祭る行事で前から妹も席に着いていました。しかし、妹の家の墓参りに重なり出席出来ないということでした。するとメールが来て前日にお供えと花を持っていくからというメールが来て、礼を述べました。

私はこの猛暑で体調が不良で食欲も湧かない状態なので妹には感謝のメールを送りました。翌日午前中に来て、仏壇の用意とお寺さんが来たときに出すお茶の用意もしてくれました。こればかりは、僕にも分からないので妹には改めて感謝しました。

用意が終わると例によって、投資信託や世界情勢の話になりました。僕の分配金が減り、生活が楽ではなくなった話すと、分配金を女のために使い果たしたりするからだ。分配金を大切に取っていればそんなことはなかったと言われました。私が分配金を女性との交際に使ったのは婚活の為でした。五十台もなっているのに、何とか一緒に住んでくれる人を求めて、妻を求めて三千里というようなにじみ出るような努力をしていました。

妹はそれを知っていましたが、僕の努力をほとんど認めてなかったのでしょう。僕を馬鹿にするような文句を言われました。妹は初婚で失敗し、運良くいい亭主に恵まれて幸福になりました。しかし、初婚を失敗した後は生活が荒れて、親も心配するほどひどいものでした。そんなことは忘れて、再婚に賭けている僕を、女にうつつをぬかして金を使ってしまったとアホな男というような言葉には腹が立ちました。自分は再婚で幸せになった女。僕は中年にうつになり再婚も出来ず不幸な男といったあの女の思っている心中がよく分かります。

実家の兄の処に来て言いたい放題、これは今までも同じです。妹の旦那は短気な人で、観光会社のに長い間勤めた人で、普通のサラリーマンとは随分雰囲気が違います。妹と喧嘩をすれが、すぐ飛んでくる人です。トラの威を借りる狐とはまさしく当てはまります。

しかし、兄弟とは縁が切れないのでつき合わざるを得ないのです。もっとひどい犯罪行為になるようなことをされたこともあります。やはり、幾らよい亭主を貰い幸せになったとはいえ、20代の性格は治っていないと感じています。

こういう場合、消えてゆく姿で世界平和の祈りもすんなりいきませんね。しかし、仏壇やお茶の用意をしてくれたんだから有り難いと思わなければいけないと、大らかに赦すような思いで世界平和の祈りを唱えないと消えてはゆきませんね。

犯罪まがいのことをするのは、赦せないので五井先生に訴えますが、女の悪口ぐらいは大目に見て「おおきに」「おおきに」と心の中で思って、大きな心で赦すよな心で世界平和の祈りを唱えています。妹と話すのが嫌なら、体調が悪いと言って断れば済む話です。

この世で、大らかな心で生きてゆくのは並々ではありませんが、その様な大きな心になるのが魂の成長と言うことでしょう。まさに、この世を生き抜くことは並々ではありませんね。

世界人類が平和でありますように



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