神様にまかせきる

何を思ったらいいのかと言うと、「私は本当は何もかも、自分の中でわかっているんだ。だけれども、業想念が壁をつくってしまっているんで、わからないだけなんだ。この業想念を世界平和の祈りで、神様に全託をすればいいんだ。消えてゆく姿で世界平和の祈りをしつづけていればいいんだ」と言うことです。p.22

業想念を持ったまま五井先生の中に飛び込むんですよ。そうすると、怖いとか、怒りとか、駄目だというものがスーッと消えてゆくんです。業想念は消えてゆく姿なんですよ。今までの宗教と違うところは、そこなんです。これをやっていけば必ず救われます。あと何年か知らないけども生きる人もあるでしょう。そういう人でも、死ぬまで、死んでから先まで、一生懸命世界平和の祈りをやって下さい。必ずいいところに行けますから。p.40

五井先生! と言えば、私は向こうにいるんだから、必ず行きます。手を出して、「ハイよく来ましたネ」と引き上げます。そこには仲間がたくさんいるんです。守護の神霊がたくさんいるんだから、「着きましたネ、待ってたよ。少し遅かったじゃない」なんていって (笑) 上げてくれるんです。p.40

神々というものは、そういうものなのです。私とあなた方と違いやしない。一つも違わない。違うのは何かというと、想いだけなんです。想いが勝手に「違う」と思っているんです。その想いを全部、世界平和の祈りの中へ投げ出してしまえば、同じになってしまいます。全部、五井先生になっちゃう。全部、金星の長老になっちゃう。全部、天之御中主大神(アメノミナカノヌシノオオミカミ)になるんです。それが神道の極意なんです。それを私が一生懸命に説くわけです。p.32

一番の根本は神様にまかせきってしまう。自分のいのち、自分の運命を神様にまかせきってしまう。それで、不安があったら、災害があった場合には、ああ過去世の因縁が消えていって、私の魂がそれだけきれいになったんだな、自分の運命がそれだけ開いたんだな、いのちがそれだけ輝きだしたんだな、というように思える信仰になることです。p.62

自然法爾の動き方というのは、神様にすべてを投げ出したときに現れて来るのです。神様の力と肉体人間の力とが一つになった時が、自分の完成なのです。せれが全人類に出てくると、人類の完成なのです。p.68

息が絶えても、目の前が真っ黒になって、心臓が止まり、脈がなくなった時でも、五井先生は必ず自分を幸福にしてくれるのに決まっているというのは、真の力ですよ。p.81

不撓不屈の精神というのがありますね。信仰というのは、やはり勇気がいります。もし自分に勇気がなかったら、そばの少し強い人、勇気のある人に縋っていくんです。叩かれても何されても縋っていく。そのうちにだんだん信仰心が出てくる。そこから湧いてくる勇気は本当の勇気です。p.86

「先生が大丈夫っていうから大丈夫」とこう思います。罪は先生に着せておいて、自分は安心しているわけです。きせられるこっちは災難だけど、役目だから仕方ない。p.110

だからどんなことがあっても、自分が悪いんじゃない、相手も悪いんでもない。みんな消えてゆく姿なんだ。神様の子に悪い者があるはずがない。神様は全知全能で、神様が悪い人間をつくるはずがないんだから、もし悪いものがあったなら、それは神様じゃないんだから、神様のほかにこの世の中に何もないんだから、後はみんな消えてゆく姿。p.124

たいがいの人がそういう凡夫なのです。それはいけないと言っても、良いと言ってもダメなんだ。そういう想いをそのまま阿弥陀仏の中へ投げ出してしまえ、と言うのが法然、親鸞の教えです。あれはとてもいい教えだと思うのです。p.146

一度はなんでもかんでも、もっともだもっともだと受け止めて、しかし、もっともだだけでは偉くなれないんだから、そのもっともな処を、私が助太刀して、一緒に天国に行きましょうね、というのが私の祈りであり、教えなんです。p.156

世界平和の祈りを祈ることが天命だと言うのは、どういうことかというと、神様のみ心を現すために、神様の姿を地上界に現すために、直霊の光が分かれて、各人間になっているのですから、神様のみ心を果たすことが天命を完うすることなのです。p.165

世界平和の祈りも何も抜かしてしまって、五井先生だけに結びついて、だんだん世界平和の祈りになっていく人もある。苦しくなれば、必ず守護霊さんが私のところへ連れてくる。それで消えてゆく姿をやるんです。p.178

消えてゆく姿というものは、自分が消すんじゃないのですよ。よく間違えて、自分が意気張って、消すんだと思っている。それで、なかなか消えないですと言う。自分で消すのは自我です。あるいは自力と言うんです。自分で消せるようならば、みんな悟ってしまって楽なんです。自分で消せないところに、守護霊守護神がいて、神様の愛が本当にわかるんですよ。p.178