マスコミが報じないトランプ台頭の秘密

もしもトランプが大統領になって日本に対して「共に立ち向かおう」(Let's Tackle Them Together)と手を差し伸べてきたのならば、あなたはどう思いますか?

「あの粗野で横柄なトランプがそんなこと言うワケない」
「あり得ない」
「馬鹿げている」
「日本が大混乱に陥る」

確かにその通りです。私もそう思います笑。
ですが、果たして本当にトランプが「共に立ち向かおう」と言う可能性は“ゼロ”なのでしょうか?
万が一にも、そのような事態になった場合のことを考えなくていいのでしょうか?
また、それは日本にとって“マイナスである”と決めつけてよいのでしょうか?

目下、民主党の大統領候補ヒラリー・クリントン氏と激戦を繰り広げているトランプ氏ですが、彼の最大支持団体は全米有権者の約1割、“1100万人”にのぼると言われる「アメリカ草の根保守団体」であり、彼のブレーンにはレーガン政権時代の主要メンバーが名を連ねていると言われています。

そして、そのアメリカ草の根保守こそ、「強い日本がアジアに安定をもたらす」とする“ストロング・ジャパン・ポリシー派”なのです。
ならば、どうしてその彼らが支持するトランプが「共に立ち向かおう」という可能性を排除できるというのでしょうか。
そしてなぜ“ストロング・ジャパン・ポリシー派”であるアメリカ草の根保守がトランプを支持するのか、その理由(ワケ)を知りたくなってくるのではないでしょうか。

本書を書かれた江崎道朗先生は、日本の近現代史研究および安全保障、インテリジェンス、情報戦に関する分野に団体職員として、あるいは国会議員政策スタッフとして長年携わって来られたスペシャリストであり、さらにアメリカの草の根保守の重鎮らを10年以上にわたり交流を深め、アメリカ保守派の苦闘の歴史を綴った「現代アメリカ保守主義運動小史」の邦訳編集に携わるなど、まさに日本における“アメリカ保守に関する第一人者”と言える方です。
特に近年は憲政史家の倉山満先生が主催するネットチャンネル「チャンネルくらら」にもレギュラー出演され、精力的に活動されています。

そんな”コミンテルン・ハンター”江崎道朗先生が手がけた渾身の一冊である本書を読めば、「トランプ台頭の真実」が見えてくるのではないでしょうか。

「共に立ち向かおう」(Let's Tackle Them Together)。

これは平成27年4月22日にインドネシアで行われたアジア・アフリカ会議、通称“バンドン会議”での「60周年首脳会議における安倍総理大臣スピーチ」として安倍総理が発した言葉です。

もしトランプ大統領に「共に立ち向かおう」と手を差し伸べられたなら―
 “差し出されたその手を力強く握り返すことのできる手”を日本は持っているのでしょうか?

もしトランプ大統領に「共に立ち向かおう」と手を差し伸べられたなら―
「おカネ(予算)がありません」と拒否するのでしょうか?

もしトランプ大統領に「共に立ち向かおう」と手を差し伸べられたなら―
それとも、「F・ルーズヴェルト政権下のニューディーラー達(=GHQ)が制定した“日本国憲法”で制約されているので共闘できません」と拒否するのでしょうか?

これからの国際社会で日本はどのような方針を取るべきなのか、日米同盟の在り方をどうするべきなのかを考える上での多くのヒントが本書には詰め込まれています。
是非、多くの方に本書を読んでみて頂きたいです。




homepage