念仏の信心

                                 念仏の信心

                            阿弥陀様の救ひを想ふ時
                            その信心によりて
                            如何なる罪悪深重なる凡夫も
                            救はれたり
                            如何なる罪業も
                            阿弥陀様の慈悲を
                            妨げることあたはず

                            念仏は 阿弥陀様の
                            救ひへの感謝なり
                            決して 念仏は功徳にあらず
                            念仏を 己の功徳と思ひて為すは
                            阿弥陀様の本願を
                            信じざる行為にして
                            真の天国浄土へ往くことあたはず

                            念仏は 阿弥陀様の本願への感謝にて
                            功徳にあらず
                            念仏を功徳として
                            幾ら称へたりても
                            心は決して救はれず
                            ただ阿弥陀様の
                            本願を信ず時救はれたり
                            念仏は功徳にあらず 感謝なり
                            心より湧き出る
                            感謝の念こそ 念仏なり