日本円の動き


  これは私がネットビジネスを初めて気づいたことだが、日本円だけが不景気になると高くなる。何故かと言えば、日本経済は工業製品だけではなく、工業製品の部品の供給源だからである。不景気になれば工業製品は売れなくても、部品は日本製が圧倒的に優れているので、日本の部品しか利用できない。だから、アメリカの航空機も、アップルのiPhoneもその他多多くの工業製品の部品は日本製しか使えない。ドイツのベンツでさえもエンジンの難しい部品は日本製を使っている。そして、日本の洗練された部品は他のどのメーカーも真似ることが出来ない。

有名な話がある。これは石原慎太郎の話だから信用できる。アメリカの航空機の胴体の部品は全て日本製で炭素化合物で出来ている。炭素化合物で一番硬いのがダイヤモンドである。アメリカは日本製の航空機の胴体の部品を幾ら研究してもその仕組みが分からない。結局諦めて全て日本から輸入している。日本のファミコンのICがアメリカのICよりはるかに大きいので、日本のICを研究してみたが、なかなかその仕組みが分からなかった。

日本でしか出来ない部品はくらでもある。韓国のサムスンのスマホもほとんど日本の部品で出来ている。製品は売れなくなれば在庫が残るが、製品を作る部品はマネが出来ないので日本製の部品を使用する。だからマックのiPhoneが売れれば売れるほど、部品を供給している日本の中小企業が儲かるようにできている。不景気になって売れなくなっても、日本の部品はなくてはならないので、製品を作るときは買わなければならない。

これが日本企業の最大の強みである。不況になっても日本の部品は製品を作っている以上必ず売れるのである。だから、不景気になっても円だけは下がらない。だから不況になるとみんな日本円を買うので円高になる。

しかし、アメリカを含めて世界の全ての国(永世中立国のスイスフランは若干高くなる)は不況になると通貨は安くなる。物が売れないからだ。だから日本円を買う。みんな買うのでさらに円高になり投資家は助かるのである。

そして、景気が良くなれば株も高くなるので、日本円を売って株を買う。これは、全ての市場の現場で言えることである。不況になれば日本円を買って高くなるのをまち、景気が良くなり株が高くなると日本円を売って株を買う。

日本円は不況時のときも高くなるので投資者の格好の買い物になっている。日本円は不滅であり不況時に買っても高くなるので、投資家を随分助けている。世界中の投資家は日本円で不況時を乗り切ることが出来る。日本円は不況時にどれほど投資家を助けているか分からない。日本円は不況時の救世主なのである。

このように、日本は世界中の人をどれだけ助けているか分からない。ODAを通して後進国の無償援助を行ったり、今ではNPO(不利益団体)が日本には沢山あり、政府の給付金と国民の寄付で世界中で困窮している人を助けている。それは痛いところに手が行くように親切に対応している。こんな国は世界でも珍しく、NPOは大きな世界貢献をしている。

日本の良い面を上げればきりがないほどある。クール・ジャパンで日本のラーメンやお好み焼きが世界中で評判になっている。焼き肉も元々は韓国の物だが、和牛を使いたれも美味しくして、今や日本の焼き肉店は世界に販路を広げている。日本を通すと何でもが洗練されて、海外へ輸出されるようになる。このような経済力は日本の顕著な特徴で、安くて質の良い物がどんどん海外へ販路を伸ばしている。日本酒や焼酎も例外ではない。

日本酒は日本で売れなくなったが、今日本酒の老舗は海外へ輸出することに力を入れている。あんなに甘いアルコールは日本酒だけである。世界にはライスワインの愛好者が沢山いる。こんな国も珍しい。今や日本の食べ物は世界中から愛されている。

日本はアメリカのふんどしで相撲をとって嫌われているが、文化の全てをみると海外にどれだけ愛されているか分からない。円高で投資家を助けているのも日本だけである。ほとんどの国は不況になると通貨は下がるが、日本だけは円高になる。

日本には世界で数多くの知日家がいて、日本を愛している。アメリカのふんどしで相撲を取らなければ日本は日本は世界の称賛の元になる。なんとしても、自分の国は自分で守るということを本気でして欲しい。これた北朝鮮でもしていることであり、日本で出来ないことは絶対にない。国民もアメリカのトラウマから抜けなければならない。安倍政権もそれを大きな課題にしている。当たり前のことをするのだから、手をこまねいている必要はない。今すぐにでも日本人は決断して実行すべきである。





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