横暴なアメリカの対日外交

アメリカやヨーロッパの列強は太平洋戦争が始まり、日本軍と零戦による攻撃で300年支配した植民地を全て日本に奪われてしまった。アメリカも真珠湾攻撃で戦艦を失い、ミッドウェーでは、米軍の倍の日本海軍と決死の海戦に追い詰められていた。暗号解読とレーダーで奇跡的に日本海軍に勝ったとはいえ、南方の占領地はほぼ敗戦まで日本に支配されたままであった。

満州も満州国が作られてからは、関東軍が支配していたために、スターリンでさへ一歩も攻めては来なかった。この圧倒的に強い日本軍に米国は最後まで苦しめられた。

日本の都市を空爆して民間人を多数殺し、原爆まで落として日本人の終戦を促した。昭和天皇は原爆落下後、北からソ連軍が攻めてきてるので、ソ連軍に占領されるのを恐れ、ポツダム宣言を受諾した。昭和天皇の決断が早かったため日本は分断を免れた。

総司令官としてやってきたマッカーサーは日本の特に零戦の強さに翻弄され、自らも部下を置いてフィリピンから敗走した。この様な日本軍の戦闘機の技術や作戦の巧みさを痛感していたマッカーサーは日本に永久に武力を持たせるの止め、軍事大国にならないために軍隊を持たない憲法を短期間に作成して、日本に押しつけた。これが今の日本国憲法である。アメリカがドイツの一時大戦後のワイマール憲法を参考にして作らせた物であった。

しかし、大戦が終わると米ソの対立が深刻化して、ついに朝鮮半島で共産主義対資本主義の朝鮮戦争が始まり、マッカーサーは韓国を援助する国連軍の総司令官になった。マッカーサーは当時の吉田茂首相の下に来て、自衛隊を正式な軍隊にして朝鮮戦争に出動することを要請した。

全くアメリカの発想は自己中心的である。終戦後は軍隊を否定する憲法を日本に押しつけ、朝鮮戦争が始まると、今度は憲法を改正して自衛隊を軍隊にして参戦せよと要請したマッカーサーは、日本のことなどは全く考慮に入れてなかったことの証である。

軍隊の認められない国には防衛権がない。防衛権のない国は主権が認められてない属国の憲法である。そんな憲法をもっていたのでは、いつまでたっても独立国とは認められない。そこで、日本は防御するだけの自衛隊をつくり現在に至っている。

そして、アメリカは東京裁判で南京大虐殺という、ありもしないことを捏造して、日本軍人の多くを裁く為の口実にした。その他、日本軍は鬼のような軍隊で、中国人民を虐殺したり強姦したり略奪したりして、中国人の多くを殺害したなどというありもしないことを捏造して、日本軍の残虐ぶりをプロパガンダした。

この様な日本軍の虐殺行為は左翼系新聞やラジオ、テレビで創作(捏造)され、日本人に被虐史観をもたらした。これは、日本人が戦争を嫌がるようにする手段であった。未だに憲法改正反対という政党があり、国民の中でも改正反対の声があるのは、日本軍が残虐な軍隊であったという捏造と、国際法で認められていなかった民間人が余りに多く死傷したからである。

日本軍が中国大陸で捕虜を虐待したり、民間人を殺した噂があるとすぐに逮捕され、ろくに証拠もないのに絞首刑にされた。アメリカは日本の民間人を100万人以上も空襲や原爆で殺していながら一切責任を追及されなかった。まさに、東京裁判は殺人裁判であった。

このような捏造された残酷な殺害などが、ラジオ放送やテレビドラマや新聞記事なので、繰り返し
語られ、日本人に被虐史観をもたらすことが行われ、左翼系の新聞やテレビ局がありもしないドラマを作り本当にあったように見せつけた。

今でも、このトラウマにのせられている日本人は多いとされている。アメリカの作戦が効を奏したのである。戦争はしてはいけないから、軍隊も持ってはいけないという発想につながり、軍隊は悪い物のように思われるようになっていった。

そもそも、軍隊を持つのは戦争をするのではなく、戦争の抑止力をつけることである。あの国の軍隊はものすごく強いといわれると、その国を攻める国はいなくなる。侵略されないためにも強い軍隊が必要なのである。弱い軍隊だとバカにされて、すぐいちゃもんをつけられる。

今の地球人類の常識はルールを守るより、力の強い物が幅をきかせる。中国の南シナ海が良い例である。国際裁判所が中国の行為は違反であると警告しても、中国は無視して、島を改造して軍事基地を作っている。力を強くするには軍事力をつけるしかない。今でも力は正義になっている。力のないものは幾ら善良であっても滅ぼされる。これが現実である。

もっと国際情勢をみて、軍事力の強化に努めておかないと、いつ侵略されるか分からないのが現在の世界情勢である。軍事力が強ければ強いほど相手は恐れて攻めてこない。つまり大きな抑止力を持つことになることをつくずく思うべきである。




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