真の幸福

                                                          真の幸福

神の御心の愛と調和と美というように、人生を明るく楽しく美しく作り上げてゆく、大きな心の中に入っていることがよいのです。それが祈りなのです。悪い環境を良い環境に変えるのは、祈りしかありません。「真の幸福」p22

運気の流れを超えるということは、運気の流れている波動界を超えてしまうことより方法がないのですから、運気の波動界の奥の世界にある神霊波動の世界に、皆さんが飛び込んでしまうことなのです。それはやはり世界平和の祈りなのです。p27

祈り心により、肉体人間の生き方は、神の御心と一つになっていくので、神の御心の大智慧、大能力をその心身に現してゆくことになるので、これ以上逞しい生き方はないし、これ以上愛深い生き方もないのであります。p39

常に心の中で神との一体化、神への感謝を祈り続けることによって、その人の能力が、神の御心に近づいてゆくということになり、常人には思いもかけぬような成績が上がってくるのであります。p40

宗教の道は、神という無限絶対の英知の御心と一つになりきる道なので、肉体的な浅薄な知識などかえって妨げになるのです。全く法然、親鸞を見習うべきです。p126

真理はいくら宗教学を学んでも心で判るものではありませんので、単純素朴に神様有難うございます、神様と私は一つでございます、とか、私は常に神様と伴にいるのだ、とかいう想いを、端的に何らかの祈り言にして生活していくことがよいのです。それが阿弥陀仏への信仰であり、世界平和の祈りの生活でもあるのです。

例えば世界平和の祈りのような言葉を間断なく唱えるのです。そう致しますと、いつの間にか、今まで吹き込まれてあった想念や言葉が、世界平和の祈りに変わってしまっているのです。p145

今現れてくることは、すべて過去生の因縁の消えてゆく姿でありまして、これからの運命は、今からの想念や行為で作り上げていくより仕方がないのであります。そのためにも、世界平和の祈りのような、神我一体になる祈りを続けていくことがよいのです。p147

人間の肉体生活の運命は、すべて過去のものです。真実の運命は、今、今の連続でつくりあげてゆくものであります。その運命を、私どもは守護の神霊の加護によって、最も善いものにしていくのであります。p147

しうした私の心の波動に合わせて、イエスや釈尊や老子などが、働き始めたのであります。私の波動と全く一致した心的波動をもっているのが、これらの聖者たちなのです。何故私の心の波動とがぴったり一つになりうるのかと申しますと、どの聖者たちも、すべて地球界の完全調和のために、この地球界に生まれ働いた人々なのであります。そして、現在では、人類の本心開発のために働いている人や、地球界の大調和達成のために心身を捧げ尽くしている人々の背後にあって、その霊身を働かせているのです。p156

あなたが悪いと思っている癖も、あなたの病気も、あなたの不幸も、みんな消えてゆく姿なのだから、今の一瞬一瞬を祈り心で過ごしていれば、やがてそうした不幸や悪癖は消え去っていって、幸せなあなたが現れますよ。という言葉は、どれだけ多くの人の心を疲れを癒し、固まった思いをほぐして、心を明るくしたか分かりません。p164

只単に、ああ消えてゆく姿よ、というだけでは、業の波動は消え去るものではありません。その業想念を、神の大光明の中に放して、神々に消して頂くのです。この真理をよく分かって頂きたいと思います。p166