靖国神社で

これは、私が考えた靖国神社での仮想会話です。

宮部少尉、生きて帰ると仰っていましたが、結局特攻にいかれたんですね?

宮部少尉:君たちを特攻に送り込む為に指導した私が、特攻しなければ生涯の恥になると考えて

特攻機に乗ったよ。

そうですか、責任感の強い宮部少尉らしいですね。

宮部少尉:あの時特攻機に乗っていなければ、生きていても一生自分を責め苛むだろう。それよ

りは一気に死んだ方がましだよ。



ところで、今度戦争放棄と軍隊を持たないという新憲法が出来るそうですね?

宮部少尉:戦争はないにこしたことはないが、あのソビエト連邦が攻めてこないかな?

日本が丸腰になれば、ソ連はいつ攻めてきてもおかしくない。今回も日ソ不可侵条約を破って攻め

てた。



日本を守る為に日米安全保障条約が将来結ばれると聞いています。

宮部少尉:アメリカが日本を守ってくれると言うことかも知れないが、米国は日本に原爆を二

つ落とし、大中都市をほとんど焼いてしまった。民間人をどれほど殺しているのか分からないくら

いだ。信用できますかね?日本軍はほとんど民間人を殺していない。日本の軍記は厳しく、中国大陸

でも、民間人を殺したり、民間人のいる大きな地帯にはほとんど爆弾を落としていない。

敵が攻めてきて、戦うすべがないというのは国の主権を放棄したことになる。

いずれ、日本にも軍隊に相当するものが出来るでしょう。

我が国は我が国で守るのが当然だ。アメリカに守ってもらうなど、アメリカの植民地ではないか!

そう言う気概がないと、日本は政治や経済でも滅びてしまうだろう。幕末以来の大和魂はどこへ

いったのか。

大東亜戦争に負けたからといって、無気力になっていたら、国は栄えないでしょう。

我々日本海軍は命をかけて闘い東南アジアのほとんど全てを占領し、白人を追放し、奴隷

化されていた東南アジアの人々を解放し、教育を施し、インフラを整備し、国としてのまとまりと誇りを与

え、独立義勇軍をつくり、白人に負けない国造りを行った。その成果はいずれ現れるだろう。



A級戦犯12人の方は念仏を唱えて、死刑台のつゆと消えました。そして、罪を償ってから

靖国神社に祭られています。特に東条英機元首相が生き残ったのは、昭和天皇の身代わりに

全ての戦争の罪を受ける為だったと言われています。ところが中国や韓国では、

A級戦犯を靖国神社に祭るのは、戦犯を英雄視しているとかで非難が出ているようです。

宮部少尉:東条英機はもっと早く戦争を終わらせるべきだった。負けることは分かっていて

多くの戦闘を指示して、日本軍はほとんど全滅してしまった。特にひどかったのは沖縄戦だ。

民間人も何十万と言う人が犠牲になった。敗戦が濃厚になった時点で戦争を止めておけば

どれだけの日本人が救われたか分からない。そう言う意味で、東条英機元首相には大きな戦争責任が

あると思う。しかし、その罪を償うために処刑台の上にたって死刑になったのだから、

罪の償いはしている。死刑になり罪の償いをした人をさらに責めるのは残酷だ。

中国や韓国がA級戦犯が祭られているといって非難するのは行き過ぎだ。

日本人はA級戦犯を英雄視などしていない。日本の政治にくちばしを入れるのは

一種の内政干渉だ。また、それに乗じて日本の新聞社が政府を非難するのは、

中国や韓国の手先になっているわけで、祖国への愛国心がない上でも

日本の新聞社の資格はない。中国にでも行って新聞を発行した方がましなぐらいだ




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