自分がダメと思うのは

自分はダメだなーと思うことは誰にでもあることだと思います。現在の地球人類の状態では、争い矛盾は何処にでもあります。上手く行くことの方が少なく、上手く行かないで悩むことの方が遙かに多いですね。今の安倍政権でも消費税を上げたばかりに成長率がマイナスになり、デフレ傾向が出てきて年末解散になってしまいました。

そもそも、消費税の増税は民主党の野田政権が強引に決めたことで、安倍さんは金融緩和で景気が良くなりかけた頃に、消費税を上げざるを得なくなってしまったのです。金融緩和をしてデフレを乗り切り景気を良くするには増税は禁じ手です。しかし、既に民主党政権の時に決められた国際的な約束であったため、安倍さんは増税をせざるを得なかったと言っております。

高い政治の世界でも、このように上手くいかないことが多いのですから、我々庶民の世界では尚のこと上手くいかないのは分かりきっています。

特に宗教の世界では教祖と言われる人がずば抜けて高い心境なので、現実の自分と比較するとダメだなーと思うことの方が多いのは当然のことでしょう。それを自己限定だとか何とか言われて、自分には無限の能力があると言われても、理屈では分かっても、それを全面的に受け入れることは心情的には相当無理があると思います。そう思おうとすればすればするほど無理をすることになり、一層自己限定をしてしまいがちになるのではないでしょうか?

ありのままに現実を見れば、この地球世界が業想念が渦巻いており、せっかく決心した善意もすぐ打ち消されてしまう方が多いのです。だから全託しようとか悟ろうとか思っても、現実世界が様々な欲で動いているので、それを超えるには超人的な努力が必要になってきます。

まず自分に正直になり、ありのままの自分を認めないと偽善的になってしまいます。そういう意味では、政治家も一庶民を含めて煩悩具足の凡夫です。ダメだなーと思うのが当たり前なのです。要は、そのダメだなーと思う自分をどうするかということになります。

ダメだなーと思って放ってしまうのではなく、煩悩即菩提にしていけばよいのです。それが五井先生の消えてゆく姿で世界平和の祈りです。ダメだなーと思えば、それをバネにして、より良くしていく方向に変えてゆけばいいのです。一度に完全になろうとするから苦しいので、少しでも良くなろうと善念を起こして、消えてゆく姿で世界平和の祈りを称えつづけていれば、少しずつでも改善されていきます。気がつかないけれど、何処か良くなっていっているのです。

私は、そのように思って、自分を責めないで、祈りの中に悔しい思いを乗せて行くようにしています。自分を責めると余計に落ち込みますから、守護霊守護神様の加護を信じて、前向きに生きていればよいのです。責めるより、前向きに生きていく方が余程大切だと思います。自分を赦し人を赦し、自分を愛し人を愛してゆけばいいのです。責めてはいけません。私はなるべくそのように思って行動しています。




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