(1)イエスの場合

すべての救われ

ずべての人が救われる道を説いた聖者には、どんな人がいるのだろうか。そして、彼らは神仏と人間との関係をどの様に説いているのか。人類が救済されるにはどうしたらよいと説いているのだろうか。

イエスの場合

イエスと父なる神は一つ

 「ヨハネによる福音書」をみると、イエスが信仰による救いについて多くのことを述べている。イエスは自分が父なる神を顕していることを強調する。「わたしを信じる者は、わたしをつかわされたかたを信じるのであり、また、わたしを見る者は、わたしをつかわされたかたを見るのである。」ヨハネ12.44 

イエスを信じる者は永遠の命(神の命)を得る

そしてイエスを信じる者は永遠の命(神の命)をもつことを繰り返し述べている。「神はそのひとり子を賜ったほどに、この世を愛して下さった。それは御子(イエス)を信じる者が、すべて永遠の命を得るためである。」ヨハネ3.16 「神が御子を世につかわされたのは、世をさばくためではなく、御子によって、この世が救われるためである。彼を信じるのもは、さばかれない。」ヨハネ3.17 

イエスの十字架は人類の罪を取り除く

また、イエスが十字架にかかるのは、人類の罪を背負い取り除くためであることも、述べられている。「ヨハネはイエスが自分の方にこられるのを見て言った。「見よ、世の罪を取り除く神の子羊」ヨハネ1.29 「そして、モーゼが荒野でへびを上げたように、人の子もまた上げられなければならない。それは彼を信じる者が、すべて永遠の命を得るためである」ヨハネ3.14 

父なる神を信じる者は永遠の命を得る

父なる神をイエスを通して信ずることを訴える。「わたしの言葉を聞いて、わたしをつかわされたかたを信じる者は、永遠の命を受け、またさばかれることがなく、死から命に移っているのである」ヨハネ5.24

イエスを信じる者はイエスと直接つながって神の子となる

また、イエスを信じる者は、木とその枝のようにイエスとつながっていることを説いている。イエスを信じることは、イエスと直接つながることである。つまり、神の子となるのである。「わたしは葡萄の木、あなたがたはその枝である」ヨハネ15.5 「彼を受け入れた者、すなわち、その名を信じた人々には、彼は神の子となる力を与えたのである。それらの人は、血筋によらず、肉の欲に寄らず、また、人の欲にもよらず、ただ神によって生まれたのである」ヨハネ1.12

イエスを信じる者は永遠の命を得て救われる

「ヨハネによる福音書」でイエスは、自分が十字架にかかることにより、彼を信じる者は、罪を赦され、永遠の命を得ることを説いている。イエスを信じる者は、神の子とされ、すべて永遠の命(神の命)を得て、救われる。



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